Tおやじの日記帳~TakaWata’s diary~

主にPTA広報紙、その他の話題を書いてます!

町田の都立高校の騒動

世間を騒がせている東京・町田の都立高校の暴力の件について。

 

1人の生徒が50代の教師に耐え難い罵詈雑言を浴びせ、生徒の友人がスマホで撮影する。

 

教師も堪忍袋の尾が切れたのだろう。ついに生徒に暴力を振るってしまった。

 

暴言を吐いた生徒は、殴られるのを覚悟して教師を挑発していたようにも見える。

 

その動画をSNSにアップして喜ぶ。理解できない。

 

暴力を振るってしまった教師はたしかにいけないことをした。しかし気持ちは充分にわかる気がする。

 

私ももうすぐ50代の年だ。今高2の息子がいる。幸いなことに息子やその友だちはとても素直な子が多く、性悪な子はいないように見える。

 

もしあの子たちが私に向かって同様の暴言を吐いてきたらどうだろう。その様子を動画で撮影して楽しんでいると知ったらどうだろう。

 

世の中のことなどまだわからない若造が!とカーッとなってしまうかもしれない。

 

おそらくあの教師も限界まで我慢はしたと思う。だが今のご時世、暴力は絶対に許されない。

 

話がそれるが、私の高校生の時代は、まだ教師による体罰があった。柔道部顧問のA先生という人がいたが、ちょっとでも不真面目な態度の生徒を見ると、容赦なく平手打ちが飛んできた。

 

怒らなければとても良い先生だった。しっかりとした信念があった先生だ。ただ「柔道の達人で怒らせるとマジで怖い」という事実があったから、その先生の前ではヤンキーグループの生徒も大人しかった。

 

まだ教師の「愛のムチ」が許された時代だった。しかし今は違う。

 

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さて、今回の事件、なぜこんなことが起きるのか。ゆとり教育?違う。小中学校の教育?違うと思う。

 

私の独断の考え方だが、ハッキリ言って「家庭のしつけ」が悪いのではないか?

 

最近はちょっとしたことで学校が悪い、先生の教育が悪いと学校の文句を言う人が多い。おそらくそのような人は子どもの前でも先生の悪口を言っているのだろう。

 

子どもは親の背中を見て育つ。親が先生をバカにした発言をしていれば、子どもも先生たちを舐めまくる。

 

子どもにとって親は、自分の道しるべなのだ。親が他人を見下した態度をとっていれば、その子も他人を見下すようになる。それが普通だと思ってしまう。

 

聖人君子とまでいかなくても、他人に迷惑をかけない、目上の人を敬うという気持ちで生活していれば、素直な子どもが育つはずだ。

 

殴られた生徒の親は、これからどういう対応をしていくのだろう。あくまで殴った教師が悪いと言い張るのだろうか。

 

今回の場合は、殴った教師も悪いが、生徒にも罪はある。わざと殴らせて、その教師のこれからの人生を棒に振らせることになりかねない。

 

例えば、満員電車で無実の人を痴漢に仕立て上げて慰謝料を巻き上げるということと何か似ている。

 

あの生徒と親には猛省を促したい。過ちを犯したとしてもまだ高校生。子どもなのだ。大人をバカにすることの愚かさを噛み締めてほしい。

 

あくまで私見だが、今回は喧嘩両成敗、ということで、何とか教師も生徒も良い方向に向かってほしいというのは間違いだろうか。