バレンタインデー 今むかし
2月14日はバレンタインデー。中学時代、高校時代の私にとって、とても迷惑なイベントだった。
学生時代の私は、女子とおしゃべりなんてとても出来なかった。小学生の頃は何とも思わなかった女子の存在が、中学生ともなるととても敷居が高くなった。
中学校はまだ良かった。学校の先生が厳しくて、チョコの受け渡しなんてバレたらどんな目に合うか。
高校生になると自由なので、もらえるヤツはもらってた。羨ましい。そして少しにくらしい。
男子たるもの、2月14日は何かを期待して学校に行くものである(^^)。しかし毎年空回り。そりゃ女子と満足に話も出来ないのにもらえるわけがない。
さみしい思いで家に帰ると、母と姉からチョコをもらえた。いらねーよ、なんて言いながらも100円の板チョコをしっかり味わいながら食べた。母と姉の気遣いが嬉しかった。
あれから30年。すっかりバレンタインデーなんて意識せずに毎日を過ごしていると、2月14日にはちゃんと妻と娘がチョコを用意してくれている。
妻には悪いが、何と言っても娘からのチョコが嬉しい。学生時代に全然もらえなかった悔しさなんて一気に吹き飛ぶ。男親にとって、娘は特別な存在だ。
世界一かわいい存在の娘からのバレンタインのチョコは、毎日の仕事疲れやストレスから解放される贈り物。さあ果たして今年も娘からもらえるだろうか?