Tおやじの日記帳~TakaWata’s diary~

主にPTA広報紙、その他の話題を書いてます!

なかなか言えない子どもへの感謝

自分の子どももだいぶ大人になってきた。ほんの10数年前に生まれた、まだまだひよっこだが、このひよっこたちの成長がとても嬉しい。

 

上の息子は高2、下の娘は中1。毎日学校生活や友だちとの交流を楽しんでいるようだ。

 

小さい頃、とにかく2人とも可愛かった。いや、今でもとても可愛い。私が中高生の頃、親には時折反抗的な態度で接していたが、この2人の子どもはそんなことが全くない。嬉しいやら、肩すかしをくらったような。

 

息子が生まれた時、病院にいた。妻が帝王切開の可能性もあったため、前日から病院に泊まっていた。そして早朝に先生から帝王切開します、と伝えられた。

 

妻も覚悟はしていたが、いざ手術となるととてつもなく心配になった。妻は大丈夫か、子どもは無事に産まれてくるのか。

 

手術が始まった。私は出産に立ち会うことが出来ないので廊下で待っていた。すると看護師の方が呼びにきた。無事に産まれてくれた。妻も大丈夫だ。よかった、本当によかった。

 

おそるおそる子どもを見た。オギャーオギャーと必死に泣いている。手と足を動かしながら、元気に泣いている。

 

その時思ったのは、まず感動よりは信じられなかったという気持ちだった。自分の遺伝子を持つ赤ちゃんが泣いている。自分の子どもがそこにいる。一生懸命に泣く姿を見ているうちに、ジワジワと感動してきた。

 

4年後、娘も帝王切開で生まれた。4歳になった息子は私の母親に預けていた。無事に産まれたことを伝えると病院に来て、スヤスヤ眠る妹と対面し、とても喜んでいた。

 

やがて娘が歩くようになると、2人の子どもを連れて、よく公園に行った。すべり台やブランコで楽しそうに仲良く遊ぶ姿は、今でも鮮明に覚えている。

 

やがて小さい体に大きなランドセルを背負い、クラス全員が100点を取れるテストを自慢げに見せたり、運動会では1等になって最高の笑顔を見せてくれたりした。

 

いつのまにか大きくなり、いつのまにか自分のことを自分でこなせるようになり、いつのまにか自分の考えを持つようになった。

 

子どもの成長はとても嬉しいことだが、少しさみしい気がする。いつまでも子どものままでいてほしいような、そんな気がする。

 

まだ子育ての真っ最中だが、2人の子どもには感謝、感謝でいっぱいだ。毎日が仕事で忙しいが、充実した毎日を過ごせるのは子どものおかげだと思っている。

 

自分の人生において子どもの存在がどれほど大きいか。言葉ではなかなか言い表せない。おかげで今とても充実した人生を送れている。

 

これからは子育ての第2ラウンド。上の息子は大人への階段を登る大切な時期。娘は思春期を迎え、人間として成長著しい大事な時期。

 

まだ人生を振り返るには早すぎる。2人の子どもにとって、自分は大人としての第一の見本でなければならない。

 

私はまだ47歳。人生はこれからが輝く時だと常に思っている。子どものためにも毎日を一生懸命頑張ろうと思う。

 

照れくさくて面と向かっては言えないが、わが子よ、いつも楽しい毎日をありがとう。これからも楽しい毎日を過ごさせてくれ。