K原先生の真面目さ
またもK原先生に驚かされる
PTA広報紙の取材で
私のブログで紹介したK高校のK原先生。文化祭で豚汁を作った鍋を一人でピカピカに洗ってくれた先生だ。
先日、K高校のPTA広報紙の取材で、地元の養豚場を訪ねた。K高校は県内でも唯一の普通科と工業科がある高校である。そして進学よりも就職者が多いので、生徒と保護者に地元の企業を知ってもらおうと企画した。
取材に出発
参加者は学校からK原先生とW先生、保護者は私とPTA会長のK山さん、広報委員長のHさん、委員のKさんの6人。
取材に行く前にK原先生が、会社への質問項目を記した資料を作ってくれていた。内容も的を得た質問で、5項目あった。
当初、私は企業主さんと話を進めて、その中から記事にしようと思っていた。そこでK原先生の資料はとても助かった。
私もブログで紹介している通り、PTA広報紙作成に力を入れて7年経つ。ある程度のノウハウを持っているつもりだ。
しかし記事作成となると、頼れる人はごく僅かだった。i中学校などでカメラ担当をしてくれるAさんのような人は滅多にいない。Aさんは写真撮影だけではなく、記事内容にも相談に乗ってくれる。
これまでお世話になった先生たちも、さまざまな人がいた。とても協力してくれる先生もいれば、あまり関心を持ってくれない先生もいた。
K原先生、大活躍!
K原先生は取材中、写真を撮りまくってくれていた。おかげで私は取材に集中できた。K高校のPTAにはAさんはいないので、当初私が写真を撮りながら取材しようと思っていたので、これには正直助かった。
そしてこの養豚場はだいぶ山奥にある。K原先生が車を出してくれた。
トラブル発生
取材が終わった後
養豚場の取材を終えた後、もう一つの企業を取材してこの日の予定が終わった。K高校に戻った時、PTA会長のK山さんが手帳を無くしたことに気づいた。
その手帳はK山さんにとってとても大事な物だった。K山さんは何かにつけて手帳にメモを取る。仕事の予定も記している大事な手帳。私はスマホの手帳アプリを使うが、K山さんは手書きの手帳派だ。
あわてながらどこで無くしたか思い出す。おそらく養豚場だ。そこで取材に応じてくれた方の車に乗って養豚場の中を見て回ったが、その車の中に忘れたかもしれない。
その方はその日の夜には本社の群馬県に戻ると言っていた。ますますあわてるK山さん。K山さんはこの後外せない用事が控えている。
K原先生が連絡をとってくれると言った。K原先生に任せることにしてこの日はここで解散した。
見つかった手帳
次の日にK山さんから連絡があった。あの後K原先生が車で30分かかる養豚場まで行って、取材に使った応接室や取材に使った車の中を探してくれたらしい。
そして車の中に手帳があった。無事に手帳はK山さんのもとに帰ってきた。
電話で話すK山さんはとても嬉しそうだった。私も自分のことのように嬉しかった。学校の先生がここまで世話を焼いてくれるというのがとても嬉しかった。
正直なところ、私は先生という人はあまり頼りにしていない。多くの先生も天職として先生になったのか、職業として先生になったのか、わからない。どちらかといえば職業として選んだ人たちが多いと思っていた。
K原先生の人間性に惚れた
今回のK原先生の行動は、単なる親切心だけではないように思う。先日の文化祭の鍋の件も併せて考えると、とにかく真面目、そして人の気持ちがよくわかる先生だと思う。
K原先生の人間性にまたまた感動した。こんな先生がいるとは、と再び驚いた。普通なら養豚場に電話して見つかったら連絡ください、が関の山。まさかもう一度行って探してくれるとは!
まもなく作成にかかる広報紙にも一生懸命取り組んでくれているK原先生。生徒、保護者、地域のために良い広報紙を作りたいと常々思っているが、もう一つ目標が出来た。K原先生にも喜んでもらえる広報紙を作りたい。ますます気合が入ってきた。
K高校のPTA広報紙は12月下旬発行になる。