Tおやじの日記帳~TakaWata’s diary~

主にPTA広報紙、その他の話題を書いてます!

PTA広報紙 先生紹介 ~PTA広報紙を作ってみよう! 4~

親しみのもてる広報紙に必要な先生紹介

先生たちってどんな人たち?

私たちは、大事な子どもを学校に通わせています。そして常に気になることは「ウチの子どもは学校でどんな生活を送っているのだろう?」「友だちと仲良く出来ているのかな」だと思います。

 

親であれば当然思うことで、学校から帰って来ると子どもにいろいろ聞いてみます。

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もうひとつ気になること。それは「先生ってどんな人?」でしょう。子どもの視点から見て良い先生、苦手な先生は当然いるわけです。ただ、大人の視点から見ると子どもとはちょっと違った見方をする時もあります。

 

子どもが「あの先生怖いからキライ」といっても、私たちが会ってみると厳しい中にも優しさがあったりします。逆に「優しいから好き」といっても、優しすぎて子どものしつけがあまりよく出来ない先生もいます。

 

先生紹介は学校のイメージを方向づける

私の作成している広報紙では、H27年度からO小学校とi中学校の全員の先生を紹介しています。

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i 中学校平成29年度第1号。

写真撮影をして、質問を決めて答えてもらいます。「趣味は何ですか?」などですね。

 

自分の子どもの担任と学年の先生は授業参観や懇談会などでお話をする機会もありますが、他の学年の先生や校長先生・教頭先生などはあまり交流がないと思います。

 

PTAの役員などをやられている方は先生たちと話す機会も多いですが、大半の方は一度も話したことがない先生も多いでしょう。

 

子どもが「○○先生って面白いよ!」と言われても顔もよくわからなければ「ふーん」で終わってしまいます。そこでどんな感じの先生か、趣味は何か、などの情報を得ていれば、子どもとの会話も楽しくなるかもしれません。

 

ただ、普通に顔写真を円形に切り抜いて広報紙に載せただけでは、あまり先生のイメージが湧きません。言い方が悪いかもしれませんが、普通の学校、楽しそうに見えない学校です。そこに一工夫を加えれば、先生たちの素顔がちょっとだけ見えてきて、学校に親しみを持ってくれるかもしれません。

 

学校と家庭をつなぐ広報紙を作成する広報委員会のみなさんの頑張りどころです!

 

まずは写真撮影

出来れば広報委員のみなさんが撮影した方がよい

第一関門の写真撮影です。このブログを読んでくれている方の地域ではどうだかわかりませんが、私の住んでいる地域の学校は、広報紙用の先生紹介の写真は、基本広報担当の先生が撮影します。

 

ただ、毎日一緒に仕事をする仲間内だと、いい写真が撮れません。担当の先生に「楽しそうな写真を撮ってくださいね」とお願いしても、フツーに地味な写真です。

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先生という職業柄か、保護者に対してはマジメでなければならないという概念があるみたいです。

 

まあそうでしょうね。世間でいろいろ先生の問題がありますから。気持ちはわかります。

 

しかし、保護者は出来るだけ先生の情報を知りたいのです。何せ自分の大事な子どもを学校で学ばせているのですから。先生の表面だけを知っても、その先生に何の親しみも持てません。

 

同僚の先生に頼むより、保護者が先生と楽しく話をしながら撮影した方が先生もノリノリになってくれます。

 

私の場合は、保護者である私とカメラマンAさんが撮影する

O小学校とi中学校では、私と、同じく保護者であるAさんが学校に出向いて撮影します。昼休みを利用して、午後の仕事を1時間ほど中退して行きます。

 

私は両校ともPTA会長を経験しました。なので、その年度転任してきた方以外の先生とは話をしたことはあります。こういう時は役員をやっていて良かったと思う時です。私のような本来恥ずかしがり屋は、初対面の人と初めて話すキッカケ作りに戸惑うことが多いです。

 

お話好きな方、特にイケイケの性格の方がうらやましいです。すぐに相手と仲良く話せるなんてすごいですよね。

 

まあそういう訳で、先生方とは面識があるので、撮影もスムーズに事が運びます。

 

一番目に校長先生を撮影する

最初の撮影は校長先生が良いです。「明るく、楽しそうに、保護者が見て喜んでくれるポーズをお願いします」という主旨が伝わります。

 

例えば「○○小学校株式会社」というものがあるとしたら、校長先生は「社長」です。教頭先生は「専務」あたりでしょうか。社長がこちら(広報委員会)が望んでいる写真がどういうものか理解していただけます。

 

校長先生が真面目な固い写真なのに、部下である先生に楽しそうにポーズをお願いしてもなかなかやってくれません。ですので、「いかに校長先生をノセて楽しい写真を撮影できるか?」が大きなポイントです。

 

元気よく声をかけて撮影

こちらが静かに「ではそこに立って撮影しますので……」とお願いしては、先生も恐縮してしまうでしょう。元気よく声をかけます。

 

「ハイでは校長先生、そこに立ってください!あのー真面目に撮影するのはつまらないので、何かポーズをとってください。ガッツポーズやVサインとか。保護者の皆さんが楽しみにしてますよー。他の先生のためにも、校長先生が基準となりますからねー!」

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校長先生、ナイスショット!

とにかく明るく話しかけます。お母さんたちの方が上手かな?

 

i中学校の最近の校長先生は明るく楽しい方が続いています。H30年度のM校長先生はとても明るい性格です。こういう方が先陣を切ってくれると大いに助かります。

 

そして、正面、右斜め、左斜めと3方向から撮影しておくと、作成する上で便利なので、ぜひ1人の先生から3種類の写真を撮影しましょう。後述します。

 

カメラですが、Aさんのカメラは高級品です。腕も抜群です。Aさんに任せておけばキレイな写真が手に入ります。

 

しかし素晴らしいカメラを持っていなくても、最近のスマホのカメラは驚くほど画質がいいので、無理をしないでスマホで撮影しても差し支えないでしょう。ただ、暗い場所での撮影はどうしてもブレてしまうので、撮影するのは天気が良く日光が当たる場所がいいですね。

 

次々と先生を撮影する

昼休みといえども先生たちはけっこう忙しいです。5時間目の授業の準備やら小テストのマルつけやら。意外と職員室には先生がまばらだったりします。なので、職員室にいる先生を片っ端から撮影します。「お忙しいところすみません。広報紙の撮影に協力してください」と言葉を忘れずに。

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笑顔のステキな I 先生。

先程の校長先生の画像を見せます。「校長先生が頑張ってくれましたよ。○○先生も元気よくお願いします!」とか言うと、ノリが良くなります。明るい性格の先生はすぐにポーズをとってくれます。少し控えめな先生でもガッツポーズくらいはやってくれます。

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ノリがよくステキな養護のE先生。

女性の先生には、とにかく「先生、カワイイ!」なんて誉めまくります。「カワイくないですよ~」なんて言いますけど、カワイイと言われて怒る女性はあまりいません(^^)。まあ実際、この学校にはいつも笑顔の先生が多いです。笑顔の女性って、やっぱりステキですね!

 

いよいよ作成に入る

まずは配置を決める

サンプルとして、平成29年度i中学校第1号の教職員紹介のページを作成します。前年度は先生方の全身写真を使いました。フォトショで切り抜いて規則的に配置しました。

www.takawata.net

 

切り抜きですが、フォトショを使わなくてもワードやエクセルでも出来るそうですね。それも自動で。私はそちらの方はあまりよくわからないので、気になる方は調べてみてください。ただ画像編集はフォトショが最強だと思うので、私はフォトショを使います。

 

さて29年度は少し趣向を変えてみようと思いました。昨年の全身写真もいいんですが、私は同じことを繰り返すのがあまり好きではありません。「常に進化する・前年度以上のものを作成する」がポリシーです。

 

先生をジャンル分け

校長・教頭・教務主任の先生などは「学校経営の先生」、「1学年の先生」「2学年の先生」「3学年の先生」、養護・事務・司書・技能主査の先生はそのまま「養護・事務・~の先生」と分けて配置しようと考えました。

 

画像を切り抜き、作成する

「PTA広報紙 表紙の大切さ(PTA広報紙を作ってみよう! 1)」で紹介したやり方で先生の画像を切り抜きます。

www.takawata.net

今回はなるべく先生の顔を大きくしようと思っていたので、上半身だけ使います。ちなみに、全身写真を撮影しておけば、あとからやっぱり全身写真を載せたくなったと思った時に有利ですので、なるべく全身写真を撮ることをオススメします。

 

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画像を配置していきます。

同じジャンルの先生を配置していきます。この時に先程言った3方向の写真があると助かります。中央に学年主任の先生を配置して、両隣りに斜めを向いた先生を配置すると、なんとなくモデルみたいでステキですよね。最初から揃って撮影出来ればそれはそれでいいのですが、その撮った状態の写真しか使えません。バラバラに撮っておけば、好きなように配置換えとか出来るので、自由度が高くなります。

 

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3人配置しました。

下部に担任・教科・アンケートのための枠を作ります。

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枠を作りました。

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写真の後ろに白い枠を作りました。なるべくわざと無造作に作ります。そしてバックの模様を一番下に、次に白枠、最後に先生の切り抜き画像を配置すると、とてもコミカルに、楽しいイメージが出来上がります。

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白い枠を作る。

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なんとなく楽しい雰囲気が出ますよね。

先生の名前は枠を作って、斜めに傾けます。ページに動きがあるように見えます。

この調子で他のジャンルの先生の写真も作っていきましょう。ちなみに先生へのアンケートは「青春時代に好きだった芸能人は?」でした。

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同じことを繰り返します。

スペースが空いたので、遊び心でアンケートの集計なんて作ってみました。ど~でもいいことなんですけど、さらに「PTA広報紙」のイメージが柔らかくなると思います。こういうのも面白いですね。

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私と同世代の先生なので、好みがほぼ同じだ!

そして、完成。

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出来ました!とても明るい学校に見えますね。

最後に

先生のイメージは重要です

私たち保護者にとって、先生がどんな人なのか?ということはとても気になります。子どもが毎日お世話になる先生を紹介するのは大切なことだと思います。

 

ニュースで教職員の不祥事が報道されますが、ごく一部の、ほんの一握りの教師だと思います。ほとんどの先生方は真面目に教育活動に取り組んでいます。と思いたいです。

 

真面目な先生がたくさんいることが前提ですが、一生懸命仕事に邁進する先生方を楽しい紙面で紹介し、読者(保護者)に伝えることで安心・安全・楽しい学校のイメージが出来上がります。

 

全国の広報委員の皆さん、楽しいPTA広報紙を作っていきましょう!

 

次回は生徒・児童のページをいかに楽しく作るか?について書いていきたいと思います。