PTA広報紙を楽しんで作ろう 35(2017)
平成29年度i中学校第2号作成スタート!
i中学校第2号
i中学校PTA広報紙が文部科学大臣賞を受賞してから始めての編集会議。皆さん一様に喜んでくれています。
昨年度の広報紙の結果なので、本来なら昨年度の役員の皆さんも一緒に喜びを分かち合いたいところですが、すでに退会された方もいらっしゃいますので、近況報告をしておきました。
編集会議
さて第2号の内容を話し合います。表紙は2年生です。例年通り文化祭終了後に集まってもらい撮影します。下の部分にスナップも入れましょう。
2・3ページは文化祭特集。ここは昨年度まで、文化祭の出し物で生徒たちにアンケートをとった企画を入れていましたが、今年度は割と普通に文化祭を紹介して保護者視点の文化祭特集にすることにしました。マンネリ化防止です。常に進化です(^。^)
4・5ページは企画。昨年度の第1号で行った企画「イマドキのi中生」の中で、親に対して言いたいことの項目の中にとても面白い回答があったので、今回はさらに面白いことを言ってもらうアンケート企画、「子ども&保護者ホンネトーク」をやることにしました。
中学生といえば思春期の真っ最中!親子の会話も少なくなるでしょう。そこで普段なかなかお互いに言えないことなどを、広報紙の誌上で語ってもらおうという素晴らしい企画です。
質問内容を皆さんと一緒に考えます。皆さん、真剣に考えてくれます。この瞬間、楽しいですね(^。^) みんなで力を合わせて目的に向かいます。これが広報紙作成の醍醐味ではないでしょうか?
いくつかの候補が出ましたが、次のように決まりました。
生徒への質問
- あなたの親(保護者)の好きなところを教えてください。
- あなたの親(保護者)の「ココだけは直して!」と思うところを教えてください。
- あなたにとって親(保護者)とはどんな存在?
- あなたの親(保護者)へ言いたいことを自由に書いてください。
保護者への質問
- あなたの子どもの自慢できるところを教えてください。
- あなたの子どもの「ここは直してほしい」と思うところを教えてください。
- あなたの子どもへメッセージをお願いします!
となりました。楽しみですね。特に生徒への質問、「親(保護者)のココだけは直してほしい」が荒れそうな予感です(^^)
6・7ページ。もう一つ企画を考えました。
i中学校の場合、2年生の6月頃に地区内の企業へ行って「職場体験」をしてきます。働くことの大切さ、大変さを身をもって体験する、とてもすばらしい体験です。
ここからヒントを得ました。大人になって職に就く時が必ずやってきます。その時、企業から見てどんな人間が必要か、今からどんなことを学ぶべきか。このことを企業主の方たちにお聞きして、i中学校の生徒に知ってもらう。とても良い企画ですね!
委員の皆さんも大賛成。担当のS先生、W先生もPTA広報紙ならではの良い企画だと思いますと言ってくれました。
さてどうやって企業主の方たちに依頼するか?となりますが、幸いにもPTA会長のA・R さんは、ある企業の社長さんです。i地区の商工会やライオンズクラブなどにも所属していて顔が広いです。
これは会長にお願いするしかありません!PTA広報紙の発行責任者なので喜んで協力してくれるでしょう(^。^)
では企業主さんへの質問です。皆さんまたまた真剣に考えてくれます。
真剣な協議の結果、次のように決まりました。
- あなたの事業所で、新卒者を採用するにあたって、重要にしていることは何ですか?
- 現在のi中学校の生徒たちに、中学・高校の間にどんなことを学んでほしいと思いますか?
- i中学校の生徒にメッセージをお願いします。
そして生徒たちにも「仕事」についてアンケートをすることになりました。
- あなたは将来、どんな職業に就きたいと思いますか?
- 将来就職する時、今現在住んでいるi地区や福島市などのふるさとの会社に就職したいと思いますか?
- 「こういう会社があったらいいなあ」と思うことはありますか?
3の質問はサービス質問(^^)です。中学生ならではの面白い答えを期待しました。アンケート用紙に、回答の例として「3時におやつが出る会社」とエサを(^^)ばら撒きました(^。^)(^。^)(^。^)
そしてOBの方にも登場してもらおうと思い、2名の方を候補に出しました。
i地区で建設会社を経営しているSさんと、市役所勤務のKさん。この2人はi中学校のPTA役員を過去に務め、i地区では顔の広い方たちです。私が連絡して取材に行くことにしました。
8ページは、広報紙の全国一の記事を。そしてPTA会員の皆さんへ文化祭へのご協力御礼。それから県中学生バレーボール選手権大会でバレー部が県大会出場を成し遂げたため、バレー部の記事。最後に編集後記です。編集後記は委員長さんにお願いしました。
「仕事」についてのアンケート
6・7ページの仕事についてのアンケート企画の内容をPTA会長に話しました。会長も良い企画だと快く協力を約束してくれました。
アンケート用紙を私が作成して、会長から商工会へお願いしていただき、回答用紙を学校に届けてくれました。おかげさまでとてもスムーズに事が運びました。
新聞社の取材が入る
アンケート集計の日に、新聞社の記者の方が取材に来ました。(福島民友さん)もちろん広報紙コンクール全国一についてです。
記者の方(Oさん。携帯番号聞いた(^^))に質問を受けました。いやー照れますね(^^)なーんか少しだけ有名人になったような気分です。委員長さんも質問されてます。この日は会長にも来ていただきました。
10月下旬の、大きなニュースのない時に載るそうです。オリンピックみたいなビッグイベントと一緒に載った日には小さな記事になっちゃいます(^^) そういうのがない時期で良かった!(^。^)
無事に10月26日の朝刊に掲載されました。大きな記事でビックリしました!
写真撮影
表紙の写真は文化祭の後なので、今回撮影するのは2・3ページの文化祭特集でコメントをもらう前生徒会長と文化祭実行委員長、新生徒会長です。
校長先生は所用のため留守なので、後日O小学校の学習発表会で撮影することにしました。PTA会長は先日の新聞社の取材の時に撮影しておきました。委員会代表として教養委員長のSさんは会う機会がないので、広報委員長のKさんが「私が撮って来ますよ」と言ってくれたのでお願いしました。
さて職員室で待っていると、前生徒会長のS・Aちゃんと文化祭実行委員長のK・Mちゃんが来ました。
昔、松本伊代さんの「だって〜ラッキョが転がるんですもの〜」と言って笑いまくるCMがありましたが(知らない人多い?40半ば以上の人ならわかる(^^))、まさにソレです。キャピキャピしてます。
しかし、いざ撮影!となると緊張しちゃうみたいです。普段から笑顔の2人ですが、大笑いの写真がほしいので、あの手この手でクダラナイこと言って笑わせようとしますが、なかなかウケてくれません(´;Д;`)
そこで近くにいた密かに生徒たちに人気者のY田先生を見かけたので、苦し紛れに「Y田先生の女装!」って言ったら大笑い(^。^)!すかさずカメラマンAさん撮影!よかったよかった(^^)
女子中学生の笑うツボはオジさんには予測不能(^。^)
そして新生徒会長のSくんも来ました。この子は「笑って〜」と言ったら一発で最高のスマイル。男同士、通じるものがあるのだろうか?それとも天性の才能があるのだろうか?
今日の撮影はこれでおしまい。
OBさんの撮影
仕事アンケートのページの2人のOBさんに連絡を取りました。この2人は私生活でも仲が良く、たまたまSさんがKさんの会社に行くと言うので、その時に取材へ行きました。
まず2人の写真を撮った後、1人ずつ質問。この人たちはとても人間が大きく、尊敬出来る方たちです。ちなみに酒飲むと非常に面白いです(^。^)
2人とも喜んで質問に答えてくれました。ありがとうございます!
文化祭で撮影
今年度私はPTA会員ではないため、午後から学校に向かいました。
その日は大雨。豚汁を作ってくれている役員の方たちは大変でした。テントが少ないため、お客さんが食べるスペースが少なく、大量に豚汁が余ってました。しかしこの悪天候で一生懸命豚汁を作ってくれて、i中学校PTAの絆の深さを感じました^ ^。
しかし辛い現場に立ち会ってしまった…。味付け担当のO・Aさん(この方もキャラが濃い)が、余った豚汁の汁を「あ〜もったいねえ〜」と言って側溝にドバドバ捨てていた。Σ('◉⌓◉’) 私はとなりに座って「もったいないッスね〜」と気持ちを共有しました(^^)
体育館に入ると、文化祭は終盤の有志発表でした。3年生男子のコントが面白かった!ドリフの学校コントが元ネタです。
間合いが絶妙です。見事にドリフしてます(^^)。私のようなドリフ世代にはたまらなく面白い!
後日校長談「最初は全然ダメだったんですよ。そこで私が指導しました♪(・∀・)」さすがドリフ世代の先輩です。校長らしからぬ校長。ステキです(^。^)。
そして文化祭も終わり撮影開始。Aさんが撮りまくります。いつのまにかお母さんたちがこれに乗じてスマホで撮影します。いいですね〜この雰囲気!
さていよいよ作成です!
その前にまず、号外第2号
本紙発行の前に、号外を発行します。文化祭の余韻が残るうちにという理由や、市の家庭バレーボール大会でi中学校のお母さんチームが第3位になるという快挙がありましたため。
表面は全て文化祭。号外はレイアウトをあまり考えずやっているので、ポンポンと写真を配置します。
裏面はバレーボール大会第3位の記事を上に。みんないい笑顔ですね。この笑顔を会員の皆さんに届けられるのも広報紙を作成する楽しみです(^^)。
さて後は何を入れようか?あれだ!全国コンクール表彰式の記事を入れよう。本紙にも入るから、カブらないように別視点で作成です。
もう一つ、先日同窓会総会がありました。出席者は同窓会役員、歴代PTA会長です。その席上で、2年生の生徒数名が文化祭で発表した「i地区の危険箇所」を再度発表しました。
PTA会長がこの発表にとても感動し、ぜひ同窓会役員の方々にも見てもらいたいということで行われました。この時の生徒の様子を記事にしました。
あとは編集後記です。
12月8日に発行しました。
作成
表紙から。良い写真が撮影できました。いつも思うのですが、Aさんの写真は完璧です。2年生が文化祭で発表した危険個所の地図もいれました。
2・3ページ。文化祭の名場面を上段に入れました。前生徒会長と実行委員長の写真があまりにもカワイイので大きく掲載しました。
4・5ページ。期待どおりでした。親(保護者)のココだけは直して!が最高です。
「電話の時、声を変える」最高です。♪───O(≧∇≦)O────♪
親へ言いたいことが肉の質…。まっ面白いからいいか!
6・7ページ。これは作成してみて、かなりの良い企画だったと思います。企業がどんな人材を求めているかがよく分かります。生徒たちに何を学んでほしいか、どんな人間になってほしいか。とても大切なことです。
そして中学生が私たち社会人をどう見ているか、どんな大人になりたいかが良くわかるアンケートでした。
「こんな会社があったらいいなあ」の質問では、これもまた期待通りのオモシロ回答がありました。
楽なのに給料が高い。常に食べててOK。社長がめっちゃイケメン。いやー中学生の発想って最高ですね!(^。^)
8ページ。広報紙コンクールの表彰の記事ですが、自分のやってきた記事を自分で作成するのは予想以上に照れます。しかし大事な記事なので、心を鬼にして作成しました。
発行
終業式の日に無事発行しました。今回の特集記事は非常に意義のある内容だったと思います。内容の濃いPTA広報紙となりました。
冬休みに入りました。さて、年内に県北地区高等学校PTA広報紙コンクールがあります。K高校は予選通過なるか?そして1月に行われる市の小中学校PTA広報紙コンクールの結果は?
また次回!