懐かしいゲームウォッチ
心が躍ったゲームウォッチ
当時はとても面白かった
1980年頃、当時の子どもたちが熱中していたゲームがあった。「ゲームウォッチ」。任天堂が発売した「電子ゲーム」。
※画像は全てwww.pica-pic.comより
私は当時小学校3年生だった。ある日友だちが学校に、「あるモノ」を持ち込んでいた。(先生にみつかったら大目玉)それは大人が使う名刺サイズのような小さい媒体に、白黒の液晶画面がついていて、画面の中でピコピコ音をたてて何かが動いている。
それはテレビCMでなんとなく知っていた「ゲームウォッチ」だった。
それまでのゲームの常識が覆った
その時代、テレビゲームはすでにあった。とてもドットの荒い(大きい)ボールを2人で打ち返すテニスやサッカーゲーム。某メーカーからはインベーダーのようなゲームもあったが、とても贅沢品で持っている友だちはなかなかいなかった。
そして当時は一家に2台テレビがあることも珍しい時代だった。テレビゲームをするときは必ずテレビに繋がなくてはいけない。夜親がいる時に茶の間のテレビを独占してゲームをすることなど親が許さない。
そんな時に手のひらで遊べる電子ゲーム。当時の子どもたちが夢中にならないはずがない。
友だちに借りることができて、夢中に遊んだ
ある日そのゲームウォッチを友だちから借りることが出来た。機種名は、今や伝説のゲームウォッチ第1号「ボール」。ゲーム画面の中央に人がいて、右手と左手をボタンで左右に動かし、お手玉のようなゲームだ。
ボタンを押して、ゲーム画面で自分の指示通りにキャラクターが動く。今の若い人には当たり前すぎることかもしれないが、当時の私や巷の子どもたちにはとても衝撃的だった。
ボタン電池2個で動くのだが、結構電池のもちが良い。夕方から夜まで遊びっぱなしで電池が切れることがなかった。
自分も購入
初めて買ったのは「ファイア」
私もお年玉で買うことができた。これも伝説のゲーム「ファイア」。ビル火災現場で救急隊として、ビルから落ちてくる人をトランポリンのように救急車まで運ぶ。これはもうやり込んだ。
ピコピコ、よく飽きずにやったものだ。数年後に発売されるファミコンなどに比べると単純すぎるゲーム内容だが、とにかく遊びまくった。
価格は確か5800円。子どもにしたら高額なゲームだが、それなりの価値があった。しかし2個目、3個目と購入することは厳しいので、友だちが持っている他のゲームウォッチと交換したりして遊んでいた。
シンプルなものほど素晴らしいということ
現在のPS4やスマホゲームと比べると、比較することすらできない単純なゲームだが、シンプルなところがとても良い。シンプルが故に、誰でも遊ぶことができた。実際、私の父も遊んでいた。当時40代後半。
私も40代後半になり、たまに子どもが遊んでいるスマホゲームなどをチラッと見ているが、とてもキレイな画面に驚く。しかし、やってみようとは思わない。とても覚えられそうにないから。
ならば今、ゲームウォッチを遊んでみようか?いや、単純すぎてやる気がない。一応ファミコンやプレステで遊んだ世代なのだ。
年とともにゲームに興味がなくなった。しかし過去にゲームで遊んだ経験は、のちのパソコン時代についていける原動力になったような気がする。操作ボタン(キーボード)を押してテレビ画面内(パソコンのモニター)で自分の意思表示が出来る。私の場合はゲームウォッチが原点だ。
でも、たまにちょっとだけ遊んでみようかなと思う気持ちがある。そんな時、面白いサイトを見つけた。ゲームウォッチが遊べる。若い人もちょっと遊んでみたらどうでしょうか?(PCで)